33.公認 江井ヶ島綜合市場

江井島
撮影年:2013年
撮影年:2013年

公認こうにんと名が付く総合市場は、明石以西の沿岸部で、昭和の中頃に繁盛しました。個人商店が建物群として集合し、一つの市場ができています。当時は小売スーパーがほとんど無かったため、日常の買い回り品、特に肉、魚、野菜の生鮮三品が揃う市場は大変便利で、消費者にも人気がありました。昭和30年代後半、明石の公認鷹匠たかしょう市場が最初に開場しました。続いて開場した、大久保綜合市場、二見綜合市場、高砂の緑ヶ丘綜合市場、土山総合市場、東加古川総合市場、江井ケ島綜合市場、尾上の松駅前総合市場、曽根駅前総合市場等、「公認」のロゴが付いた昭和40年代の総合市場は大繁盛し、明石以西の沿岸部一帯に広がっていきました。まねをしてあやかる市場も出現したほどです。ところが50年代には各地にスーパーが進出し、ワンストップショッピング(集中レジ方式)やマイカーの普及によって、個人商店の集まりである市場は次第に競争力を失っていきました。なお、名称の前に付く「公認」のロゴは、これらの市場では共通の目印ですが、行政の認可とは無関係です。江井ケ島綜合市場は昭和43年に開場し、公道に面してコの字に配置された昔ながらの市場として、現在も営業しています。

明石ヘリテージマップ『江井島』2013

撮影日:2025.12.07
撮影日:2025.12.07

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