【まめ知識01】大蔵のまちなみ

大蔵
手前より服部邸、卯月邸 撮影年:2014年

大蔵八幡町には、11の太鼓蔵たいこぐら09の服部邸はっとりてい08の卯月邸うづきてい旧大塩邸きゅうおおしおていが建ち並んでいます。

服部邸、卯月邸、旧大塩邸は、旧西国街道きゅうさいごくかいどう沿いに宿場町しゅくばまち面影おもかげをもつ町家まちやつらなって残っているものとして明石市都市景観形成重要けいかんけいせいじゅうよう建築物に指定されています。

大蔵の町家の特徴とくちょうは、木造もくぞう厨子つし二階建ての平入ひらいり(屋根の正面側に玄関がある造り)で、外壁は1階が腰板張り、2階が漆喰塗しっくいぬりです。

その他に、丸太矢来まるたやらい虫籠窓むしこまどそでうだつなどが設けられています。

厨子二階とは、高さの低い二階建てのことで、「殿との様の顔を見下ろしてはいけない。」ということから、2階に部屋を設けないよう工夫されています。

虫籠窓とは、厨子二階に設けられた漆喰塗りの格子こうし窓です。

丸太矢来とは、通りを祭りで御輿が通ることなどから、家を守るために設けられているものです。

厨子二階の虫籠窓 撮影年:2014年

明石ヘリテージマップ『大蔵』2014

丸太矢来 撮影年:2014年

近隣駐車場 大蔵海岸東駐車場より 西北へ徒歩6分
トイレ   大蔵海岸東駐車場に市民トイレがあります。

手前より服部邸、卯月邸 撮影年:2023年

現況 現在も西国街道沿いに残存しています。

丸太矢来 撮影日:2023年

現況 現在も西国街道沿いに残存しています。

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