【まめ知識02】さまざまな石

大蔵
今も残る石の側溝と先地境界 撮影年:2014年

石は古来こらいからの建築材料けんちくざいりょうで、古いまち並みには、いたるところに見つけることができます。地面に埋められている地先境界ちさききょうかい側溝そっこう隣地りんちとの境界に建てられた境界石きょうかいいし、建物には腰壁や基礎きそに使われています。

通りに面したのきの下には車が建物に近寄らないように「馬止うまどめ石」や「じゃま石」と呼ばれる石が置かれています。

建物に使われている石の種類は明石市内でも大久保辺りから西では高砂でれる竜山石たつやまいしがほとんどですが、大蔵界隈かいわいでは竜山石にまじって基礎などに神戸方面で採れる御影石みかげいしが増えてきます。

大蔵院だいぞういんには色とりどりの竜山石を積んだへいを見ることができます。

Stone has been used as building material for a long time, so it is seen everywhere of old streets and houses.
It is set in the ground as the boundary or the gutter, erected as a boundary with the next property and used as waist-high wall or foundation of building.
Stone put in front of house is called tying horse stone or nuisance stone and protects house from a car crash.
Most of stone used for buildings from Okubo to the west of Akashi are Tatsuyama stone from Takasago.
On the other hand, they use Tatsuyama stone and granite from Kobe as foundation of building in Okura area.
Colorful Tatsuyama stones are used in the wall of Daizoin Temple.

米つき石。精米時、杵の台にした 撮影年:2014年
腰壁に使われている石 撮影年:2014年
大蔵院の石積み塀 撮影年:2014年
花崗岩の礎石や敷石 撮影年:2014年

明石ヘリテージマップ『大蔵』2014

近隣駐車場 大蔵海岸東駐車場より 北西へ徒歩5分
トイレ   大蔵海岸東駐車場に市民トイレがあります。

2023年2月5日

現況 現在も西国街道沿いに残存しています。

2023年2月5日

現況 現在も残存しています。

2023年2月5日

現況 現在も稲爪神社南側の蔵に残存しています。

2023年2月5日

現況 現在も稲爪神社南接道の東側に残存しています。

2023年2月5日

現況 現在も大蔵院境内に残存しています。

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