藤江・松江 20.藤江別所遺跡 青龍せいりゅう神社の東側の明石市藤江ポンプ場の柵の中に藤江別所遺跡の碑があり、鉄船かなふねの森と遺跡の説明文があります。そこには新羅しらぎの鉄を積んだ船が沈んだ伝説や古墳こふん時代に有力な首長しゅちょうが存在し、祭祀さいしを行っていたことな... 藤江・松江
藤江・松江 19.藤江港 SONY DSC江戸時代には瀬戸内海で小渡海船ことかいせん41隻を使って肥料(生イワシ・糞尿ふんにょう)の購入、藁わら・筵むしろ・縄なわ・焙烙ほうらくなどの販売をしていました。また西国からの船を監視するために番所ばんしょが設置されました。昭... 藤江・松江
藤江・松江 18.石積みの技巧 竜山石たつやまいしの石積みはよく見る風景ですが、ここは少し違います。隅石すみいしは斜めに、脇の石は底面が下にくい込むように加工され、少しでも崩れにくいように造られたとても丁寧ていねいな仕事ぶりです。the technical masonry... 藤江・松江
藤江・松江 17.なまこ壁の土蔵 藤江川沿いに立派な土蔵を見かけました。腰壁の斜めの目地が、漆喰塗しっくいぬりで、なまこに似ていることから「なまこ壁」と名づけられ、防風や防雨の働きがあります。ここは海や川にも面しているのでなまこ壁を活用したと思われます。the wareho... 藤江・松江
藤江・松江 16.あっち向いてる鳥居 青龍神社へ上がると右 (東)側に鳥居があり、一見社殿に対してあっち向いてるように見えますが、鳥居には「遙拝処ようはいしょ」と書かれてあります。鳥居は東南東に向いておりますので伊勢神宮を遠く離れて拝む所かも知れません。The torii fa... 藤江・松江
藤江・松江 15.善光寺式の阿弥陀三尊像 龍泉寺りゅうせんじには通称「善光寺式一光三尊形式」と呼ばれる仏像があります。「善光寺」は信濃国しなのこくの有名な寺院です。龍泉寺は鎌倉時代にのを持つ寺院ですが、法燈国師も善光寺の信濃国出身です。Zenko-ji temple - style... 藤江・松江
藤江・松江 14.龍泉寺 建長6(1254)年に法燈国師開基ほうとうこくしかいきの伝承を有する鷲峰山しゅうほうざん龍泉寺は元禄14(1701)年に臨済宗りんざいしゅう法雲和尚により再興されました。江戸時代末期には寺小屋が開かれ、明治5年の学制により二江ふたえ小学校開... 藤江・松江
藤江・松江 11.長屋門の職人技 浜街道沿はまかいどうぞいの路地裏ろじうらに、裕福ゆうふくな農家の長屋門があります。構造形式を熟知じゅくちした大工職人冥利みょうりの技で、柱・梁はり等の材質を活かし意匠いしょうを凝こらした長屋門の見栄えとその実用性には思わず見惚みほれてしまい... 藤江・松江
藤江・松江 10.瓦葺の塀に縁起物 長屋門ながやもんに付属ふぞくした塀の隅瓦すみがわらに縁起物として重宝がられている「鷹たか」があります。獲物えものを捕とらえた姿は鈍く銀色に光り、瓦職人の遊び心が見られます。塀の縁起物は、福をもたらし「子孫繁栄・出世」を願うなどの意味があるそ... 藤江・松江
藤江・松江 13.竜山石の擁壁 藤江の蔵がある邸宅に、竜山石が使われている擁壁があります。 竜山石は高砂の竜山を産地とする凝灰岩ぎょうかいかんの一種で、石材として加工に適した強度と粘りがあるのでこの地域では側溝や建物の延石のべいし等にも使われています。the ret... 藤江・松江
藤江・松江 12.首なし地蔵 路傍ろぼうにある二基の石造物は近世きんせいの造立とみられるお地蔵様の残欠ざんけつです。 石造物はいずれも砂岩の加工石であるため、表面の風化もかなり進んでいます。胴体より上部が欠損けっそんしている理由として廃仏毀釈はいぶつきしゃくの可能性が考... 藤江・松江
藤江・松江 9.藤原塚 元々古墳こふんであった墳丘ふんきゆうは地元では藤原塚(藤原長明大林神)と呼ばれ、古来より信仰の対象となっています。現在の社殿には一字一石経を納めた宝篋印塔ほうきょういんとうが祀まつられ、社殿背面には漁師が奉納したと思われる貝殻も祀られていま... 藤江・松江