【まめ知識04】大蔵の瓦・焼物

大蔵
ダルマ窯の例(南あわじ市)

明治の頃大蔵には黒瓦くろがわらの瓦屋が10軒あり、職人しょくにんも100人以上おりました。明石瓦は産地では、県下唯一ゆいいつの一級地でした。土は朝霧川あさぎりがわの上流の山でした。

ダルマかまで、両方からきます。あぶりから本焚き、最後に木や松葉を入れてふたをしていぶします。窯出かまだしをすればぐに次を入れて焚きます。窯には7~800枚ぐらい入りました。(故・北川清一郎氏談)

一方明石焼の陶器とうきも多く作られ、主に登り窯でした。ほのぼの焼、朝霧焼、人丸焼、舞子焼など様々な名前があり、高̪趾焼こうちやきなどは海外へ輸出ゆしゅつされていました。蛸壺たこつぼ煉瓦れんが、タイルも焼いておりました。(故・久保直明氏資料より)

日の出窯は現在の本社ビルの裏にありました。少し高くなっていた土地を利用したようです。連房式れんぼうしきの登り窯で、焼成室しょうせいしつは10室ほどあり、結構けっこう大きかったと思います。子供の頃窯の中に入っていた思い出があります。製品には「明石焼」の刻印が押されています。(日之出工業増岡義教ますおかよしのり氏)

日之出工業で保管された明石焼
日之出工業で保管された明石焼
日之出工業で保管された明石焼
日之出工業で保管された明石焼

明石ヘリテージマップ『大蔵』2014

近隣駐車場 明石市民会館東駐車場より北東へ徒歩8分 
トイレ   中崎公会堂にトイレがあります。

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