【まめ知識06】大蔵のまちわり

大蔵
西国街道、大蔵西端の遠見遮断

大蔵は古くから交通の要所ようしょでしたが江戸時代に西国街道さいごくかいどう整備せいびされ大蔵谷宿しゅくとして栄えました。東西をつらぬく街道と平行に脇道わきみちが、またそれらを南北につなぐ多くの路地が張りめぐっています。

大蔵がの西端にしはしは建物がせり出して見通しが悪く、その先は街道がL字状に曲がります。これは「遠見遮断とおみしゃだん」といい敵の進軍を阻害そがいするため宿場しゅくば城下じょうかの入口にもうけられた仕掛しかけで特にL字状の通りは「かぎの手」と呼ばれています。また敷地が道に対してノコギリの歯状はじょうになっているのは建物のかげかくれて敵を攻撃こうげきする工夫でこれも遠見遮断といえます。

西国街道、ノコギリ歯状敷地

明石ヘリテージマップ『大蔵』2014

近隣駐車場 明石市民会館東駐車場より北東へ徒歩8分 
トイレ   中崎公会堂にトイレがあります。

2023年2月5日

現況 現在も西国街道沿いに残存しています。

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